9/18 (Sun)  16:00-

会場:UPLINK FACTORY

オールピスト・パリ2016・セレクション A

ポンピドゥ・センターで2016年4月におこなわれた、「オールピスト・パリ2016」の上映作品の中から、ベスト作品をセレクション。パリの映像アートシーンの今に触れるプログラム。

『アロンジ!』 Allons-y! エドゥアルド・ウィリアムズ / Eduardo Williams (2016) 37分

『トランジット:私たちの痕跡、私たちの廃墟』TRANSIT (S) : OUR TRACES, OUR RUIN  バニ・コシュヌーディ / Bani Khoshnoudi (2016) 40分

1987年アルゼンチン生まれのエドゥワルド・ウィリアムズは、南米、アフリカ、アジアやクルドのロジャヴァなど世界各地の民衆デモを、国や目的を超えた現代における共通現象として映し出す。インド系アメリカ人のバニ・コシュヌーディは、現代の難民とギリシャの詩人たちの言葉を交錯させ、かつてより文明の栄枯盛衰とともにあり続け、今なお私たちが直面している人間の移動というテーマに取り組む。

チケットはUPLINK FACTORY ウェブサイトより

前売り: 1,200円   当日:  1,500円

 

Allons-y 1

Allons-y! Eduardo Williams, 2016.

『アロンジ!』 Allons-y(2016年、45)

エ ドゥアルド・ウィリアムズはこの作品を作るにあたり、街頭で抗議活動を行う世界各地の人々に協力してもらい、それぞれに趣旨の異なるさまざまなデモの映像を撮影してもらった。監督はそれらの映像をつないでいくことで、デモというものを、参加者おのおのの大義名分や国境を越え出ていく現象としてとら えていく。また製作にあたっては、アルゼンチンの俳優ナウェル・ペレス・ビスカヤーの協力を得た。

エドゥアルド・ウィリアムズ ( Eduardo Williams ; 1987- )

アルゼンチン出身の映画作家。ブエノスアイレスの映画大学校で学んだのち、フランス国立ル・フレノワ現代芸術スタジオに在籍。短編映像作品が注目される作家である。『ピューマが見えた』( Pude ver un puma ) は、2012年度カンヌ映画祭シネファウンデーション ( 映画学校生の製作した短編映画を対象とする部門 ) に入選。2013年には、『ずっと落ちてゆく?』( Que je tombe tout le temps ? ) が、カンヌ映画祭に並行して催される「監督週間」で上演された。2014年、マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭では『忘れてしまった』( J’ai oublié ) がグランプリに入賞。

 

 TRANSIT (S) 1

TRANSIT (S) : OUR TRACES, OUR RUIN. Bani Khoshnoudi, 2016.

『トランジット:私たちの痕跡、私たちの没落』 TRANSIT[S]:OUR TRACES, OUR RUIN (2016年、40分)

「亡命者、難民、不法入国者、移住労働者。彼らを何という名で呼ぶかは大した問題ではない。肝心なのは、人間は地球上を移動する存在である、という歴史的事実だ。人間は、何千年も前から、さまざまな文明を形作り、破局に瀕し、時として崩壊に陥っては、そのたびに移動を繰り返してきた。」 監督バニ・コシュヌーディは、人間が何千年も前から移動の痕跡を残してきたことを突き詰めてとらえつつ、今日の時代状況に沈潜し、問いかける。人間の移動に直面した社会にあっていかなる倫理が可能なのかと。

バニ・コシュヌーディ ( Bani Khoshnoudi ; 1977- )

イラン出身のアーティスト、映像作家。その製作活動を貫くのは、社会や歴史への問いだ。短編映像作品『トランジット』( Transit ) は、2004年に製作されたもので、ヨーロッパへ渡る移民たちの移動の足跡をたどっていく。